由緒

それは、江戸時代の初めの頃、池上村周辺が大変な日照りにおそわれました。

田畑は干上がり作物は枯れる寸前です。池上村の人達はあらゆる手立てを施しましたが万策尽きてしまいました。枯れることのない妙蔵寺の池も干上がり、皆は天を仰いで打ちひしがれていました。

そこへ、久里浜から地上へ続く内川の入江に、白髭の老人を乗せた小舟が現れました。老人は村人の難儀を聞くと「それなら私が救ってあげよう」と言い放ち祈祷を始めました。

雲ひとつなかった空はやがて雲におおわれ、やがてぽつぽつと雨が降り出しました。びっくりした村人が空を見上げていると、やがて「ザー」っと音を立てて大雨が降り出しました。

歓喜した村人が踊り狂っている内に白髭の老人は姿を消してしまいました。

感謝した村人達は現在の池上神社の敷地に白髭神社を建立し、2丁目には船をご神体とした貴船神社を建立しました。

両方の神社や其の他の町内の第六天神社戦後合祀されて、池上神社として白鬚神社の地に建立され現在に至っています。